「コードネームU.N.C.L.E」の続編制作に着手か| Collider


Man from UNCLE 2 Is Being Written, Reveals Armie Hammer | Collider

2017.4.17  

by Adom Chittwood

恐らく

ここ数年で最も過小評価されている映画のひとつにガイ・リッチー監督によるセクシー・スパイ・スリラー「コードネームU.N.C.L.E」(The man from U.N.C.L.E)が挙がるだろう。この映画で3人の粋なスパイに扮するのは、アーミー・ハマーヘンリー・カヴィルアリシア・ヴィキャンデルだ。リッチー監督は60年代のスパイものの特有の軽快なアクションやセクシーさ、コメディな要素を保ちながらカヴィル、ハマー、ヴィキャンデルの絶大な化学反応を巻き起こした。しかし残念ながらファン・プレミアやスター・パワーでは、数字の上で観客の支持を得ることはできなかった。恐らく、もうひとつのスパイコメディ映画「SPY」を恐れたためだろう、ワーナーブラザーズずはこの映画の公開を8月に動かした。しかし更なるセクシー・スパイ・スリラー「ミッション・イン・ポッシブル:ローグネイション」の公開から数週間で打ち切られてしまう。なので観客もこの分野での2作目をそう熱心には望んでいないのかもしれない。

 

そうは言っても、コードネームU.N.C.L.Eの続編は作られるだろう、というのも、Colliderのオーナー、スティーヴ・ワインターブが、新作映画「フリーファイアー」の宣伝でアーミー・ハマーと会談を設けた時、彼はコードネームU.N.C.L.E 2の制作の可能性について聞いてみた。驚くことにハマーは、続編の台本の制作はもう始まっているかもしれないと答えたのだ。

 

先日コードネームU.N.C.L.Eでプロデューサー兼ガイ(・リッチー)と共同制作者だったライオネル・ウィグラムと話をしたんだ。僕は「おい、もし台本を書き始めないつもりなら、お前の家にいって家中の車のタイヤを切りつけるからな。神に誓って、だ!」こんなことを言ったんだ。そしたら彼は、「本気か?くそっそんなこと言われたらやらなきゃいけないじゃないか」っていうから、僕は「やった、神よ!書けよ!まだやってないなら終わりだぞ!書き始めろよ!」って。

 

ワーナーブラザーズからコードネームU.N.C.L.E 2についての正式な発表はまだないが、7500万ドルの予算報告に対して1兆980万ドルの興業収入をあげた事実は、スタジオの立場からするといくらかの後押しになるだろう。しかしウィグラムが製作に前向きである事実でじゅうぶんな気もする。この映画はラストでハマー、カヴィル、ヴィキャンデルの三人組にヒューグランドが彼らのボスとして加わり、更なる物語の兆しを見せて終わる。これらのキャラクターが新たな嵐を巻き起こす様が目に浮かぶ。

 

コードネームU.N.C.L.Eは実現するだろうか、それはまだ不確実だ。ウィグラムは現在「キング・アーサー : 聖剣無双」の脚本・制作が控えている。しかしこれら二つはスタジオに良い恩恵をもたらすだろう。リッチーはミュージカルの最高峰、ディズニーの実写映画「アラジン」の製作準備の真っ最中である。

もしこの映画が十分な成功を納めたら、リッチーはワーナーブラザーズにアンクル2製作に青信号を出させることができるだろう。

 

ひとつ確実なことは、もしコードネームU.N.C.L.E続編が決定したら、我々はハマーによるウィグラムの財産への脅迫に感謝しなければならない。

 

※冒頭に張った記事の原文へのリンクから、この時のアーミー・ハマーのインタビューの動画が見れます。